『東大家庭教師の結果が出るノート術』を読んだ人の感想が知りたい
この記事では、このような疑問にお答えしていきます。

こんにちは、くりあす(@kuriyaslog)です
今回はこちらの本をご紹介していきます。
東京大学医学部家庭教師研究会代表。2歳で父親から算数を教わり、小学生のときに藤田田、トニー・ブザン、デール・カーネギー各氏の書籍から多大な影響を受ける。91年東京大学理科Ⅲ類(医学部)入学。学費捻出のために始めた家庭教師で、「教えること」の素晴らしさに海岸し、これまでに1000名以上の生徒を指導した。
学生時代から、「すぐに成果が出る勉強法」を追求し、そのメソッドを自らも実践。センター試験では、物理を3分で解答し、満点を記録。さらに、代ゼミ模試では数学を5分、英語を8分で解答し、それぞれ満点をとった。また、5日間の勉強で宅建(宅地建物取引主任者)試験に合格するなどの実績も残している。近著に『東大家庭教師が教える 頭が良くなる思考法』(中経出版)がある。
学生時代からノートの取り方を工夫してきた著者が、様々な情報を吸収するために実践してきた、結果を出すノート術を余すことなくまとめた1冊となります。
「見やすさ」「わかりやすさ」をより追求したノート術であるため、以前読んだ『本当に頭がよくなる1分間ノート術』とは少し方向性が異なる印象でした。
そんな疑問をもって、お読みいただければと思います。
自分で書いたノートをちゃんと理解できますか?
人間の脳は忘れるようにデザインされています。
だからこそ、見たり聞いたりしたことを忘れないようにノートを取りますよね。

講義を受けるときがその典型ですね
そんなノートの取り方に関して、著者が自分の生徒やセミナーの受講者に「悩み」を聞いたところ、一番多かった回答がこちら。
「後から見返したときに、何が書いてあるのかわからない」
どうして「何が書いてあるのかわからない」のか

それってノートあるあるだよね〜
と思われる方もいらっしゃることでしょう。
あちこちに書いて構造がめちゃくちゃ
読み返してみると意味が理解できない
どうして、意味不明のノートになってしまうのか。
それは、「他人の言葉」を、そのままノートに書き写しているから。
つまり、自分の頭を通して、「なるほど。そうか!」と理解した上でノートに書いていないからなのです。
目や耳から入ってくる情報は、その発信者にとってしっくりくる言葉で構成されています。
理解しやすくするために、頭の中にあるフィルターで「自分の言葉」に変換すれば、すっと納得できるようになるってことですね。

独特な覚え方をする同級生がいましたが、これを読んでその理由がわかりました(笑)
後から読み直してわかるノートをつくるには
ノートを書いた時点からすれば、

後から見て、自分が分かればいいよね
と考えるのはごく自然な流れかと思います。
しかし、後から見直してもわからないノートになってしまう、という悩みも事実。
この問題を解決するため、著者が提唱しているのが「アウトプット品質」です。
自分の中にあるものを第三者に向けて発信していく。
さらにここでは、単に発信するだけでなく、「わかりやすい形で発信する」という意味合いも含めています。
(中略)
要するに、どんなにパーソナル(個人的)なノートでも、誰かに見てもらう、読んでもらうことを意識して書いていくのです。
「自分の言葉」で書くだけでなく、
ノートのわかりやすさ
「アウトプット品質」って何だろう?

② 「もったいない」の意識は捨てる
③ 楽しみながらノートをつくる
④ 書くこと・書かないことを見極める
⑤ 元ネタを進化させる
ここでは、
「元ネタを進化させる」とは?
講義を例にして説明していきますね。一言でいえば、
先生が話している内容は、先生にとっての「自分の言葉」ですよね。
ということはもちろん、私たちにとっての「他人の言葉」になります。
「他人の言葉」をそのまま書き留めるだけでは、頭を使っていないも同然。

ただの機械的な作業になっちゃう…
「他人の言葉」を「自分の言葉」に変換しよう

私だったらこうやって説明するかな

あの話を一緒にすれば面白そう
というように、自分の頭でよく考えてノートを取ることが勧められています。
何となく聴くよりも、積極的に関わろうとする意思をもつことがとても重要。
ノートというフィルターを通して、よりわかりやすい形に進化させましょう。
ノートをランクアップさせるためには?
この本には、よりよいノートを取るためのポイントが6つ紹介されています。
記憶よりも記録に残そう
一瞬ぱっと頭に浮かんだことって、すぐに忘れてしまいませんか?
人間の脳は忘れるものとはいえ、数秒ですっかり忘れるとちょっと萎えます。
だからこそ、
自分が疑問に思ったこと
これからのアクションプラン
いったん忘れてしまうと、思い出すのはとても難しいですからね。
記録から記憶に戻せばいい
思いついたことを書き留めておけば一安心です。
ノートを見直せば、過去の自分の考えを思い出せるのですから。
忘れてしまいそうなことは、記憶よりも記録に。
一度忘れてしまったことは、記録から記憶に。

私自身、意識していることでもあります
まとめ:自分の言葉に変換して書く
思考停止でノートを取るのは危険!と思わせてくれる1冊でした。
誰がみてもわかる「アウトプット品質」を意識
ノートに記録に残しておけば、後から記憶に戻せる
アウトプット品質を意識すれば、その後のインプットも効率よくなります。習慣化していくことで、よりよい勉強のサイクルを生み出せそうですね。

私のノートもまだまだ未熟と思わされました…
ワンランク上のノートの取り方を学ぶためにも、ぜひ『東大家庭教師の結果が出るノート術』を読んで、その手法を会得してみてください!