『人生が変わるお金の大事な話』自己投資は一番効率のいい投資先【書評】

書評
・『人生が変わるお金の大事な話』を読んだ人の感想が知りたい
・お金を作り出す「考え方」や「発想」が知りたい
この記事では、このような疑問にお答えしていきます。

 

くりあす
くりあす

こんにちは、くりあす(@kuriyaslog)です。

最近、4月からの新生活に向けて「お金のこと」を勉強し始めました。

というのは、社会に出るにあたり、周りを取り囲むお金の知識に乏しいと実感したためです

 

一人暮らしを始めて以来、家計簿こそつけてはいますが、その出納を100%コントロールできた訳ではありませんでした。

 

今後の資産形成のことを考えると、勉強しない道はない。
そう考えていろいろと中古本を漁ったうちの一冊が、この書籍になります。

 

そこで今回は、お金を作り出す「考え方」や「発想」のエッセンスがまとめられたこの書籍について、私なりの要約と感想をお伝えしたいと思います。

 

「どうやってお金を増やせばいいんだろう?」と思っている方にとって、その考え方を学べる一助となれば嬉しく思います。

 

早速、ご紹介していきましょう。

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書籍の基本情報

書籍名:人生が変わるお金の大事な話
    「稼ぐ×貯まる×増える」のヒミツ
出版日:2009年12月22日
著 者:泉 正人(いずみ・まさと)
発行所:WAVE出版

著者の略歴

日本ファイナンシャルアカデミー代表/金融学習協会理事長/神戸夙川学院大学客員教授(当時)

2002年、経済金融教育の必要性を感じ、日本ファイナンシャルアカデミーを設立、受講生18万人を超える独立系ファイナンシャル教育機関として、経済、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープラン等から、株式投資、不動産投資等まで、幅広い「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営する。

金融学習協会の理事長としても、「マネーマネジメント検定」を立ち上げ、お金の知性を高めるための普及活動を行っている。

主な著書に『お金の教養』『お金の地図』(以上大和書房)のほか、『「仕組み」仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「仕組み」整理術』(ダイヤモンド社)、『「仕組み」思考術』(アスコム)、『「仕組み」節約術』(光文社)などがある。

元々は美容師として働いていた著者ですが、人生の歯車を動かす原動力となる人物との出会いを通じて、自分のビジネスを持つに至ったとのこと。

 

その半生を追いつつ、お金を作り出す「考え方」や「発想」について学べます。

小手先のテクニックを学べるような書籍ではありませんので、その点は注意です。

 

ここからは、この書籍を読むべき人とその理由、要約、感想をまとめていきます。

 

この書籍を読むべき人とその理由

この書籍を読むべき人は、以下に示すような方です。
・お金を作り出す「考え方」を学びたい方
・不動産などの資産形成に興味のある方

 

「どうやってお金を増やせばいいんだろう?」と疑問に思う方にとって、そのエッセンスを学べる一冊だと思います。ただし、「考え方」や「発想」に重きを置いているため、具体的なことは別途に勉強する必要があるでしょう。

 

くりあす
くりあす

「勉強」もこの書籍における個人的なキーワードです

専門用語もほとんどありませんので、初学者でもさらっと読めるはずです。

 

この書籍の要約

この書籍のポイントは以下の3つだと考えています。
要約①:お金を増やす能力は、運動神経と同じもの
要約②:まずは自分に投資しよう
要約③:知識・時間・お金にレバレッジをかけよう
ひとつずつ説明していきますね。

要約①:お金を増やす能力は、運動神経と同じもの

女性A
女性A

わたし、運動神経ないんだよね〜

運動が得意でない人はよくこの言葉を口にしますよね。

 

しかし、運動神経は間違いなくすべての人間に備わっているはずです。

したがって問題は、その使い方を充分に理解していないことにあります。

 

たとえば、マラソンで5キロを走れない人も、毎日練習すれば必ず10キロ以上走れるようになります。数メートルしか泳げない人だって、練習を積めば25メートルを泳げるようになるでしょう。

それはお金に関しても同じ。小さな失敗をくり返し、試行錯誤をくり返しながら、少しずつコツをつかんでいくものなのだと教わったのです。

 

「お金を増やす能力」も磨いていけるというのが著者の主張です。

 

要約②:まずは自分に投資しよう

自己投資は一番効率のいい投資先だよ。何をするよりもまず自分に投資すること、勉強すること、学ぶことに投資したほうがリターンは間違いなく一番高いものになる。

 

一言で「投資」と聞いてまず思いつくのは不動産株式などでしょうか。

 

いきなりこれらの投資に手を出しても、右も左も分からない状態では大損です。

必要な知識を勉強し、身につけながら前進することが肝要ではないか、と述べられています。
くりあす
くりあす

何事においても近道は存在しませんね

要約③:知識・時間・お金にレバレッジをかけよう

「レバレッジ」とは「てこ」を指す言葉だそうです。

レバレッジを利用することを「レバレッジをかける」といい、投資の世界では通常「他人のお金を使い投資を行うこと」を指している。

くりあす
くりあす

銀行から借り入れるとかのイメージです

自分で勉強するのはもちろん重要ですが、自分の頭脳だけに頼らないことが賢明です。

知識・時間にレバレッジをかけることで、享受できるメリットがあると述べられています。

くりあす
くりあす

専門知識は専門家に訊く、餅は餅屋ですね

 

ちなみにこれらの要約は、著者が述べる八つのアドバイスに基づきます。
①まずは自分に投資しよう
②学びを得られる仕事をしよう
③できる理由を探そう
④器を大きくしよう
⑤チャンスをつかむ準備をしよう
⑥知識・時間・お金にレバレッジをかけよう
⑦本当のリスクを知ろう
⑧気持ちとお金のコントロールをしよう

 

この書籍の感想

この書籍について思ったことを2つに分けてお伝えしていきます。
感想①:知識を吸収して、知恵を磨いていきたい
感想②:「負債」ではなく「資産」を手に入れたい
ひとつずつ説明していきますね。

感想①:知識を吸収して、知恵を磨いていきたい

「昔から、知識を『吸収する』、知恵を『磨く』と言うだろう。吸収された知識は、そのままでは凝り固まったまま頭の中にあるだけで、何の意味もない。知識は経験によって磨かれ、養われ、知恵となって生まれ出てくるんだ。その知恵が底力になり、成功への扉を開けてくれるんだよ」
ただ勉強しただけでは「身に付いた」とは言えません。

その内容を他のことに応用できて初めて、「身に付く」のではないでしょうか。

くりあす
くりあす

インプットだけでなく、アウトプットも行なうイメージですね

 

アウトプット不足の私にとって、知恵を磨くことが必要だと考えました。

もちろん、知識としてインプットを継続していくことも必要なんですけどね。

くりあす
くりあす

要は自己投資していくってことです

感想②:「負債」ではなく「資産」を手に入れたい

「負債と資産の違いって何?」と思われるかもしれませんが、お金を生まないものが負債で、生むものが資産だと示されています。

 

一般的に資産だと思われている車や家などは、お金を生まない「負債」となるようです。

必ずしも「負債」が悪だというのではないですが、その違いを理解することが必要ですね。

 

これからの新生活で、私は労働の対価として給料をいただくことになります。

ですので、その使い方についてはじっくり考えた上で決めていきたいと考えました。

 

まとめ:自己投資は一番効率のいい投資先

お金のことに限らず、他のことにも活かせそうな「考え方」が示された1冊だと感じました。これからお金のことを勉強したいと思っている方にとって、損にはならないと思います。

 

「お金のことがわからない、どうすれば・・・」と悩むだけでは何も前に進みません。

少しずつでも研鑽を積んでいくことで、いずれ何かが見えてくるはずです。

 

ただ前にも述べたように、テクニックを学べる訳ではないので気をつけてくださいね。

くりあす
くりあす

急がば回れ、勉強しましょう

 

この記事は以上となります。

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ご意見・ご感想もお待ちしております。

それでは。