英語の学習を継続していくコツを知りたい

英語の勉強をどう続けていけばいいのかわからない・・・
この記事では、このような疑問にお答えしていきます。

こんにちは、くりあす(@kuriyaslog)です
入社を来年4月に控えた私は、英語を本格的に学び直そうとしています。
なぜなら、英語を使えるか・使えないかがとても重要になってくると考えているからです。
たとえば、私の所属する大学院には留学生が在籍していますし、社会に出たあとも論文を読む、外国の方とメールでやりとりする可能性が高く、英語の必要性をひしひしと感じています。
しかし、必要だと思っていても、なかなか英語の勉強が進まない・続かないのも事実ではないでしょうか。これを習慣づけていくためによい方法はないかと探していたところ、この書籍にたどりつきました。
そこで今回は、英語の勉強に挫折しない方法と、英語における4つの力(聞く・読む・話す・書く)の鍛え方がまとめられたこの書籍について、私なりの要約と感想をお伝えしたいと思います。
挫折を味わって足を止めてしまった方でも、きっともう一度歩きだすことができますよ。
あなたが英語の勉強を継続していくきっかけのひとつとなれば嬉しいです。
早速、ご紹介していきましょう。
書籍の基本情報
マッキンゼーで14年間活躍できた私は英語をどう身につけたか
出版日:平成28年(2016年)4月5日
著 者:赤羽 雄二(あかば・ゆうじ)
発行所:祥伝社
1986年、世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。経営戦略の立案と実行支援、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリードし、クライアントである企業の大規模経営革新を支援。 2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としたブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。ベンチャーへの投資、連携なども含む大企業の実態変革にも深く関わっている。
1978年、東京大学工学部を卒業。株式会社小松製作所で建設現場用の大型ダンプトラックの設計・開発に従事。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。
この書籍では、世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼーで長きにわたり活躍してきた著者が考える英語学習の挫折と、その対策についてまとめられています。
最初から英語がペラペラだったんじゃないか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、実際はそうではなく、簡単なやりとりがなんとか成立するくらいだったそうです。
そんな筆者がどのような工夫で英語力を身につけたのか、またどのように英語力を鍛えればいいのか、まとめられている中でも実践できそうなものはいくつもあります。
ここからは、この書籍を読むべき人とその理由、要約、感想をまとめていきます。
この書籍を読むべき人とその理由
この書籍を読むべき人は、以下に示すような方です。
・自分の英語力にあまり自信がない方
タイトルからもわかるように、この書籍は英語学習に挫折を味わった方に向けて書かれています。そのような方に読んでいただきたいのはもちろんですが、自分の英語力に自信がなく、萎縮してしまっている方にもぜひ読んでいただきたいと思います。
というのは、英語というのはあくまでコミュニケーションのためのツールであり、使わないことには錆びついてしまうものだからです。
私自身、まだ付け焼き刃でなんとか耐えている状態ですが、そこから鍛えていかないことには意味がないと考えています。
英語を自由に使いこなすのはハードルが高いと感じるかもしれません。それでも、実践していくことで英語力を磨いていくことは十分に可能ではないでしょうか。
この書籍の要約
この書籍のポイントは以下の3つだと考えています。
要約②:英語の勉強をする必然性を作り上げる
要約③:3カ月集中したら1カ月休んでもいい
ひとつずつ説明していきますね。
要約①:日本人は、本当は英語ができるのに話さないだけ
日本では中学・高校と6年間、英語の勉強をしています。かなり時間をかけているように思いますが、あまり上達していないというのが実情です。
中学、高校の勉強が役に立たないのは、実用のツールとして習ったり使ったりしていないからだ。ところが単語とか文法は結構勉強している。だから、それをうまく活かすことができれば、本当はもう少し英語でコミュニケーションできるはずなのだ。
日本人は「恥を知りすぎる文化」であると述べられています。すなわち、自分の稚拙な英語では太刀打ちできないと思っているきらいがあるということです。
単語の羅列であったとしても、その意図は意外と汲み取られます。うまく話そうという心理的ブロックを捨て、意思疎通を図ることが重要だと述べられています。
要約②:英語の勉強をする必然性を作り上げる
「英語ができるようになるといいな」といった考えでは、うまくいきません。
時間ができたらやろうとしても、その時間はいつまでたっても来ないと述べられています。
それではどうするかという話ですが、勉強しなければならないような環境を作ればよいのです。
「今日はここまで/これくらいやるぞ!」といった宣言をするだけでも構いません。
「時間ができたから、やってみよう」というのではなく、
「やらなければいけないから、時間をつくろう」といったイメージですね。
楽なほう(=勉強しなくてもよい)へと逃げるよりは、勉強せざるを得ない状況に自分を追いやったほうが、上達に向けて進むことができます。

厳しい印象を受ける方もいるかもしれませんが・・・
要約③:3カ月集中して1カ月休んでもいい
「休んでもいい」というこの文言は、他の書籍でもあまり見られないのではないでしょうか。
もちろん、1カ月休んだあとに再開できなければ意味がありません。しかし、3カ月というプロジェクトとして捉えることで、短期的な目標を立て、達成に向けて集中して取り組めるのではないかと述べられています。
目標は、TOEIC・TOEFLなどのスコアや、洋画を英語音声で観る、好きな海外アーティストの生情報を読んでみたいなど人それぞれ、どんな些細なことでもよいと思います。
勉強するための勉強ではなく、目標をクリアするための勉強であれば、きっと乗り切れますよね。
この書籍の感想
この書籍について思ったことを2つに分けてお伝えしていきます。
感想②:恐らく初学者には向かない方法である
ひとつずつ説明していきますね。
感想①:4つの力の鍛え方は実践できそう
英語における4つの力とは、冒頭にも示した通りです。
この書籍ではそれぞれの鍛え方がいくつか提案されています。私が実践していこうと思ったものを、いくつか例示してみますね。
読む力 ー ニュース記事に慣れる
話す力 ー 文例リストの作成
書く力 ー 文例を集める
他の学習書と被っている内容もあるかと思いますが、目標を達成するにあたって、自分にどの力が足りていないかを考え実行していくことに変わりはありません。
感想②:恐らく初学者には向かない方法である

be動詞って何?

動詞の活用ってどういうこと?
といった、基礎の基礎があまり固まっていない方には不向きではないかと思いました。
英語の勉強を継続するための本であるため、多少の基礎はありつつも壁を乗り越えられないような方に向けての色が強いです。

そもそもターゲット層ではないからかもしれませんね・・・
英語学習に躓く原因のひとつは活用や文法が煩雑で、覚えることが多い点だと思うのですが、そちらへの言及はあまりなかったと感じました。
まとめ:必然性を作れば英語は続けられる
繰り返しになりますが、「英語ができるようになるといいな」ではうまくいきません。どんな些細な目標であっても、宣言して、クリアすることで自分の糧にすることができます。
Twitterでも #今日の積み上げ などで1日の目標を掲げる方が多くいらっしゃるので、ひとつの刺激となるのではないでしょうか。
英語を身につけなければならない環境を作り出し、目標に向かって突き進んでいってください。
この記事は以上となります。
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ご意見・ご感想もお待ちしております。
それでは。