研究概要に書くことがない?そんなことはないはず!【就活生向け】

就職活動
あまり結果がなくて研究概要に書くことがない!
内容が薄くなりそうだけどどうすればいいんだろう?
この記事では、このような質問にお答えしていきます。

 

くりあす
くりあす
 こんにちは、くりあす(@kuriyaslog)です

先日、研究概要の書き方についてざっくりまとめた記事を公開しました。

しかし、これに関して、

男性A
男性A

研究概要に書くことがない!

と焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私も、学士から取り組んでいたテーマの進捗はなんとも微妙でしたし、修士から並行していたテーマの方も結果がほとんど空っぽな状態でした。

 

そこで今回は「結果がない」と思っている方でも、書けることはある、ということをお伝えしていきたいと思います。ひとつの参考資料として捉えてもらえると嬉しいです。

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研究概要に「書くことがない」と感じる状況とは

男性A
男性A

研究概要に書くことがない!

と焦るパターンにもいくつかありますので、まずはこれを紐解いていきます。

そもそも研究していない
あまり結果が出ていない
ひとつずつ説明していきますね。

 

そもそも研究していない

研究室にあまり行っていない
行ったとしても実験していない
といった場合、間違いなく「研究にかける時間が足りない」とは伝えておきますね。

根本的な問題になりますので、まずはその解決を優先すべきだと考えます。

 

研究概要は「あなたが研究として行なったこと・考えたこと」を書くものです。

厳しいことを言うようですが、前提としてクリアされていて然るべきかと思います。

くりあす
くりあす

無い袖は振れませんからね

あまり結果が出ていない

真面目に研究室に通っている方でも、
学士と修士で研究テーマが違う
修士進学の際に研究室を変えた
といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそもテーマが決まるまでに時間がかかってしまうこともありますからね。

くりあす
くりあす

人によっては手技の獲得が必要な場合も

 

また、私のように学士と修士でテーマが同じであっても、ほとんど研究に進捗がない方もいらっしゃるかもしれません。

 

修士卒での就活を考えると、就活が本格開始する1年次の3月まで約1年間

分野にもよるとは思いますが、結果が出揃っている方が珍しいかと思います。

くりあす
くりあす

とくに生物系は時間がかかりますからね

 

真剣に研究に取り組んでいるつもりでも、意外と研究の進みは遅いものです。

そのため「結果がない=書くことがない」と頭の中で成り立っているのかもしれません

 

研究概要に「書くことがない」ということはない

どんなに結果が出ていないとしても「書くことがない」ことはありません。

なぜ私がそう考えているのか、ポイントを以下の2点にまとめておきます。

「結果」をアピールする場所ではない
「どのように考えたか」を書く場所である
ひとつずつ説明していきますね。

 

「結果」をアピールする場所ではない

研究概要には結果を書くことが望ましいですが、それがすべてではありません。

女性A
女性A

私の研究ではこんな結果が得られました!

というように、得られた結果のみを淡々と述べるものは研究概要ではないと考えます。

 

少なからず実験を行なえば、何らかの結果は出てきますよね。

たとえそれがポジティブでなく、ネガティブだったとしても、です。

 

実験をして結果を綴るだけなら、あなたでなくとも誰でもできると思いませんか?

くりあす
くりあす

重要なのは次ですよ!

「どのように考えたか」を書く場所である

研究概要では、得られた結果から「あなたが何を考えたか」を書くべきです。

結果とは実験データそのものですが、

何かが新しくわかったのなら、次の仮説を立てて実験を組める
予想した結果と違ったのなら、仮説が誤りだと指摘できるかも
〜でないことがわかったのなら、次はどうすればよいか考える
というように、考察や展望にいくらでも繋げることができます。
くりあす
くりあす

考察に終わりはないですからね

 

もし結果がひとつも得られていないとしても、
これまでの知見から、仮説を〇〇と考えたため、□□をしようと考えている
というように「あなたの考え」を伝えることは十分に可能です。
くりあす
くりあす

「考えたこと」なら、色を出せます!

 

まとめ:研究概要を通じて「これは面白い!」と思わせる

繰り返しになりますが、研究概要に「書くことがない」ことはありません

あなた自身が考えたことを表現できれば、それは立派な研究概要への一歩を踏み出せます。

「結果」をアピールする場所ではない
「どのように考えたか」を書く場所である
あなたの研究概要を見てくれる研究員の方や面接官の方に「面白い研究をしているね!」と思わせることができれば、内定へも近づけると思いますよ。

皆さんの就活がうまくいくことを心から願っています。